経済性と高品質を追求 |
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新技術を導入し工期短縮や品質管理試験を簡単な手法でシステム化した結果、ローコストにもかかわらず高品質が実現可能となりました。 |
工期短縮(前段取りから報告書提出まで) |
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事前配合試験、ボーリング調査、ボーリングコア試験が基本的に不要となり圧縮強度試験も通常28日が7日強度で評価ができることから大幅な工期短縮が可能となりました。 |
高品質(設計基準強度と変動係数) |
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現場及びフィールド試験によりデータを取りまとめた結果、高い設計基準強度とバラツキの少ない変動係数の設定が可能となりました。 |
早期品質確認 |
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材齢7日を待たずして高温養正による1日強度から28日強度が推定できるため、早期に品質判断ができ、安心して工事を遂行することができる仕組みとしました。 |
事前配合試験が不要 |
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多くの現場と室内強度の相関データをはじめとする各種試験データにより事前配合試験を行わなくても設計基準強度や配合量の設定が可能となりました。 |
スウェーデン調査に対応 |
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地盤調査はボーリング調査の代わりにスウェーデン調査の利用が可能となりました。ただし、土質の特性を把握するために実施工までに土質サンプリングにより設計対象層(最弱層)のpHと含水比を確認し、適正を判断します。 |
攪拌翼正面 |
攪拌翼側面 |
GBRC性能証明第07-21号 改2
(財)日本建築総合試験所の「建築技術性能証明」を取得していますので、戸建住宅(3階建て住宅やRC住宅を含む)、そして、店舗、アパートなど、小規模建築物を対象にスリーエスG-cube工法はご利用いただけます。
改良形式 | 杭形式、ブロック形式、壁形式等の形式 |
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適用性 | 小規模建築物(※1) |
攪拌軸数 | 単軸 |
攪拌翼枚数 | 4枚翼または8枚翼(掘削翼は除く) |
適用地盤(※2) | 砂質土、粘性土、ローム地盤 |
最大改良長 | 20.5m |
コラム径 | φ400〜1300mm |
変動係数 | 砂質土と粘性土 25%(1サイクル施工) ローム地盤 25%(2サイクル施工) |
設計基準強度 | 対象土質 設計基準強度(配合1)/ 設計基準強度(配合2) 砂質土 1000(kN/m2) / 1200(kN/m2) 粘性土 800(kN/m2) / 1000(kN/m2) ローム地盤 600(kN/m2) / 800(kN/m2) |
設計方法 | 改訂版 建築物のための改良地盤の設計及び品質管理指針(日本建築センター)または小規模建築物基礎設計指針(日本建築学会) |
事前配合試験 | 不要(※3)(実施する場合には配合強度係数1.7が利用可能) |
(※1) | 小規模建築物とは、以下の全てを満足するものをいう 地上3階以下、建築高さ13m以下、軒高9m以下、延べ面積500m2以下。 ※擁壁は3m以下のものを対象とする。 |
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(※2) | 酸性土地盤(pH≦4)や硫酸塩を含む地盤(可溶性SO4≧0.5%)産業廃棄物、一般廃棄物、転石、地中障害物などが堆積している地盤、地下水の流れが速い地盤、湧水や伏流水のある地盤は適用範囲外とするが、詳細な検討や実験を行って本工法が適用可と判断された場合は、この限りではない。 |
(※3) | 小規模建築物を対象とし、事前配合試験を実施しない場合でも、設計対象層(最弱層)を対象にpHと含水比試験は実施工前に確認することを基本とする。 |
スリーエスG-cube工法は、特殊掘削攪拌翼(特許取得)を専用マシン(クローラータイプ)に取り付け、掘削時は下吐出口から、引上時はロットを逆回転させ上吐出口からスラリーを噴射させる方法により施工を行ないます。スラリー吐出を常に特殊掘削攪拌翼の進行方向前方に位置させることで攪拌効率を高め、改良体の品質向上を図っています。
スリーエスG-cube工法では改良径により通常の住宅地盤改良に用いられる小型マシンを用い、都心部建替え物件などの狭小地でも問題なく施工ができます。
固化性能に影響する酸性土の存在のおそれがないかpH値を確認します。
土質の健全性を確認するため、設計対象層(最弱層)を対象に含水比試験または湿潤密度試験を実施します。
施工直後の未固化の改良体から設計対象層(最弱層)を対象としてメーターサンプラーを利用しサンプリングを実施し、フェノール散布及び指圧試験により土塊混入状況を確認します。
フェノール試験・指圧試験により土塊混入状況を確認 |
モールドコア(高温養生1日)と ボーリングコア(常温養生28日)の相関 |
スリーエスG-cube工法は、小規模建築物向け柱状地盤改良工法です。
3階建て住宅やRC住宅、そして、店舗、アパートなどにご利用いただけます。
戸建住宅の基礎 |
地上3階以下の小規模建築物の基礎 |
<実際の用途> ・戸建住宅 ・2階低層集合住宅 ・小規模店舗 ・コンビニ ・看板下基礎 など |
同じ地盤改良(ここでは柱状改良)をとってみても、戸建住宅などの小規模建築物の範囲内においては『小規模建築物基礎設計指針(日本建築学会)』によりある程度は規格化されていますが、改良体の仕様については地盤改良業者、大手住宅メーカーにより自社基準を設けるなど各社対応はさまざまであるのが現状です。
品質、安全面の技術的な裏付けは当然のことですが、当工法協会においてあるメーカー住宅物件での“従来工法(非認定)”から“スリーエスG-cube工法”にシフトすることでコストダウンが実現できた実物件例をご紹介いたします。
上記物件の場合、理由の一つが改良体の「Fc:設計基準強度」の設定です。
本物件はユニット構造の戸建住宅であり、各節点にかかる軸力荷重は上記の通りです。
上記表は「(1)スリーエスG-cube工法」、「(2)従来工法(非認定)」を比較したものです。
(1)スリーエスG-cube工法では、設計基準強度(Fc)を高く設定することができ、改良本数を40%も低減することができています。
改良体1本あたりの長期支持力は(2)従来工法(非認定)と比較し、(1)スリーエスG-cube工法で2倍近くの値が見込めています。
この結果、本数の違いによる施工日数も考慮すると、−15%のコストダウンに繋がり、スリーエスG-cube工法の優位性が確認されました。
上記ケースは一例で、コストダウンの適用は地盤条件、建物仕様にもよりますが、いくつもあるスリーエスG-cube工法の特長を最大限に活かしたご提案をさせていただきます。
是非一度お試しください!