件 名 | H町貸店舗ビル新築工事 |
---|---|
住 所 | 岡山県岡山市 |
工法区分 | |
物件区分 | 戸建住宅 |
施工完了日 | 2011/09/06 |
担当協会員 | 岩水開発株式会社 |
実績数量 | φ:1000 mm / 平均改良長:6.1 m / 本数:38 本 |
設計基準強度 | 1300 kN/m2 |
コメント | 本件は市街地中心付近の狭僻地での施工です。 φ1000mm・H=7.6m・37本ですので通常ですと4日程度の工程ですが、本件では施工に8日間を要することとなりました。 機械配置レイアウトもセンチ単位で計画して旋回しなければならず、バリケートを外してもやっとでした。材料は毎日使いきれる量をこまめに運搬し、水の出も悪かったため水タンクに夜溜めての施工となりました。 レンガやガラ、転石などが多くあり、先行掘削を必要としたため、まずは道路際の施工を行い鉄板を敷いた上で改良残土の搬出場所を確保します。現場では掘りながら改良杭を打つことが出来ない、バックホウと改良機が行き交えないので困難を要しました。 1日を流れは、まず材料取り込み〜前日の杭頭をオーガにて所定レベルまで削ってレベルの仕上げ〜転石先行掘削〜鉄板敷き直し〜杭芯復旧〜打設(4〜7本)というものです。スペースにも制限があり皆で声を掛け合い接触事故には気を使いました。 もともとPHC杭で計画されていた物件でVE提案で地盤改良杭が採用されましたが、この狭さではPHC杭の施工は材料の取り込みも含め非常に厳しかったのではないかと思います。 本件の実績をご覧になられましたら、狭小地でも施工できるかどうか御相談いただければ幸いです。 |
---|